【芸能】「3年位で辞めてしまう」最近の若手芸人のため、ウエストランド井口が“打ち上げ”の必要性を力説
昨年の『M-1グランプリ』は優勝の錦鯉をはじめ、決勝戦に駒を進めた真空ジェシカ、モグライダー、ランジャタイと東京の“地下芸人”と呼ばれるコンビの活躍が著しかった。13日深夜放送の『ぺこぱポジティブNEWS』(テレビ朝日系)では、MCのぺこぱを筆頭にウエストランド・井口浩之、モグライダー・芝大輔、ゆーびーむ☆、虹の黄昏らが集結し、最近の地下芸人事情について語り合った。
2012年に『THE MANZAI』の認定漫才師になり、2013年にはオーディションに合格し『笑っていいとも!』の水曜隔週レギュラーに抜擢されたものの結果を出せず、所属するタイタンから「クビにされかけた」というウエストランド。そのツッコミである井口浩之を救ってくれたのは、地下芸人らとライブの後に行われる打ち上げの場だったという。お酒を飲みながら仲間に愚痴を聞いてもらったり、先輩芸人に相談事をしたりする時間が何よりも楽しみで、辛いことがあっても芸人を続けられた理由の一つだったようだ。
そんな井口が最近気になっているのは、タイタンが運営するお笑い養成所を卒業して活動を始めても、3年位で芸人を辞めてしまうケースが多いことだ。ライブに出てもウケない、ただスベるだけの日々が続くと相方と上手くいかなくなり、芸人を続けることを諦めてしまうらしい。井口はコロナ禍で打ち上げができなくなり、芸人同士のコミュニケーションが取れなくなったのも若手が早々と芸人を辞めてしまう原因の一つではないか―と推測している。
長い下積み時代を経験し晴れて『M-1』チャンピオンになった錦鯉も、今年は多数のテレビ番組に呼ばれるようになったが、番組の打ち上げなどで皆と集まる機会もなくなってしまい、他の芸人と親しくなれない―と嘆いていたことがある。ライブで若手の芸人らと同じ舞台に立ち、その後は彼らと一緒によく酒を飲み、親睦を深められた昔をとても懐かしんでいた。錦鯉が『M-1グランプリ』で優勝した瞬間、涙を流して喜んでくれたのはモグライダーら地下芸人時代の後輩らである。そんな深い絆が生まれる場が、一日でも早く復活することを願うばかりだ。
画像は『ウエストランド井口 2022年3月23日付Instagram「もうすぐ閉店」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 みやび)
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