中日・松木平優太、初勝利。幼い頃に両親が離婚し母は小学5年生の時に死去「おばあちゃんには感謝しかない」
中日松木平優太投手(21)が6回4安打無失点でプロ初勝利を挙げた。4年目で支配下登録された右腕が本拠地デビュー戦となる2度目の先発で待望の勝利をつかんだ。
大阪・精華高から育成ドラフト3位で入団した。幼いころに両親が離婚し、母は小学5年生のときに他界した。
支配下登録された8日、大阪市内にある母の墓前に報告して臨んだ10日のDeNA戦(横浜スタジアム)は7回3失点。
黒星デビューとなったが、天国の母と育ててくれた祖母へ、改めて活躍を誓って臨んだ2度目の挑戦で結果を出した。
関東圏の施設で暮らす85歳の祖母の観戦はかなわなかったがいい報告ができる。
「育ててくれたおばあちゃんには感謝しかない。(一緒に暮らす夢を)かなえられるように全力で頑張っていきます」。最後は涙で恩返しを誓った。