名古屋の住宅街でサルの目撃情報相次ぐ「サルがカラスとゴミの取り合いをしている」

名古屋の住宅街　サルの目撃情報相次ぐ　警察注意呼びかけ
05月23日　18時03分

名古屋市の住宅街で、２２日からサルの目撃情報が相次いでいます。これまでに被害は確認されていませんが警察が注意を呼びかけています。

警察によりますと、２２日夕方から名古屋市天白区と昭和区の住宅の屋根や交差点でサルの目撃情報が相次いでいて、けさには「サルがカラスとゴミの取り合いをしている」という通報もあったということです。
警察によりますと、これまでに名古屋市内でおよそ２０件の目撃情報が寄せられていますが、人や物への被害は確認されていないということです。
こうした中、名古屋市教育委員会は、２３日、周辺の区の小中学校などに、子どもたちへの注意喚起について通知したということです。
午後３時すぎ、近くでサルが目撃された昭和区の川名中学校では、教員が通学路で生徒たちが下校する様子を見守っていました。
川名中学校の勝田真人教頭は「サルが出たということですぐに保護者にメールで連絡し、生徒には下校前に放送で注意を呼びかけました。職員に見回りをするように指示を出していますが、心配です」と話していました。
県によりますと、２１日からみよし市や日進市などでもサルの目撃情報が寄せられていて、場所や時間などから同じ個体とみられるということです。
また、２３日午後５時過ぎには、千種区末盛通で目撃されたという情報が警察に寄せられたということです。
警察はサルを目撃したら目を合わさず距離を取り、興味本位で近づいたりエサを与えたりしないよう注意を呼びかけています。

https://www3.nhk.or.jp/tokai-news/20240523/3000035635.html