中日・元スカウト部長が告白する“近年の深刻な貧打”を招いたドラフト戦略の痛恨「間違っていた」
後々考えると、明治大の佐野恵太(2016年DeNA9位)、横浜高の近藤健介(2011年日本ハム4位/現ソフトバンク)もそうだが、一種独特の「自分の形で打てる選手」というのはプロで大成している。打てる才能がある選手は、ポジション云々に関係なく獲らないといけなかった。
中日が近年、打てない、打てないと批判されているが、やっぱり打つことに特化した選手を獲ってこなかったことにも原因がある。広いナゴヤドームが本拠地である以上「野手は守れないと獲れない」という不文律が自分のなかにあり、そういう選手を積極的に獲ろうとしなかった。それが間違っていたのだと、今になって思う。
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