岩瀬仁紀「マルティネスは抑え方が僕より上」中スポ「惜しむらくはバトン渡す試合が少なすぎ」
岩瀬さん「抑え方が僕より上」2年連続30セーブの中日マルティネス
惜しむらくはバトン渡す試合が少なすぎ
https://www.chunichi.co.jp/article/762176
惜しむらくはバトン渡す試合が少なすぎ
https://www.chunichi.co.jp/article/762176
2年連続の30セーブは、球団では2人目だ。
1人目はもちろん岩瀬仁紀さん。2005年から9年連続でクリアしている。
そのレジェンドに聞きたかったのは、
プロ野球記録(当時、現在はセ・リーグ記録)の
46セーブを挙げた05年の自分との比較である。
「そりゃライデルの方が上だよ。抑え方が僕より上だから。
ねじ伏せる? そう。それが見ていて一番安心でしょ?」
普通は自分の方がまだ上だと言いたがるところだが、
そうではないのが岩瀬さん。謙遜もあるとしても、
今のマルティネスが日本記録レベルなのは間違いない。
防御率0・21、奪三振率12・14、
WHIP(1イニングあたりで許す安打と四球)0・77は、
いずれも当時の岩瀬さんを大きく上回る。
ただ、岩瀬さんにとっては
キャリア唯一の「被本塁打ゼロ」のシーズンでもある(マルティネスは1)。
「僕の能力的なことでいえば(入団当初の)中継ぎの頃の方が上だったかな。
でもライデルは失敗しない。それがクローザーの一番の仕事だから」
マルティネスのセーブ失敗は1度だけ。
それがどれほど難しいかは岩瀬さんが一番知っている。
そんなレジェンドの絶賛を、マルティネスに伝えた。
「ホント? 岩瀬さんのことを意識しているわけではないけど、
与えられた仕事に集中してマウンドに上がる。それだけだよ」
ドラゴンズの勝利は8回で決まる幸せ。
惜しむらくはこの右腕にセーブ機会でバトンを渡す試合が、
30では少なすぎるということだ。