井端新監督率いる「侍ジャパン」 コーチ陣容発表 中日OB吉見が投手コーチに就任
【侍・井端ジャパン】コーチ陣容発表 金子誠氏、村田善則氏、吉見一起氏、梵英心氏、亀井善行氏が入閣
NPBエンタープライズは12日、侍ジャパンが11月16~19日に出場する「第2回アジアプロ野球チャンピオンシップ」(東京ドーム)のコーチ陣を発表した。井端弘和新監督の初陣となる。
【ヘッドコーチ】ロッテ・金子誠戦略コーチ(47)
【バッテリーコーチ】巨人・村田善則ブルペンコーチ(49)
【投手コーチ】中日OBの吉見一起氏(39)
【内野守備・走塁コーチ】オリックス・梵英心内野守備走塁コーチ(43)
【外野守備・走塁コーチ】巨人・亀井善行打撃コーチ(41)
金子コーチは井端監督と同学年。ともに稲葉篤紀監督の下で17年から21年まで代表でコーチを務め、固い信頼関係で結ばれている。21年の東京五輪ではヘッド兼打撃コーチとして金メダル獲得に貢献。現役20年間を日本ハム一筋で過ごし、プロ通算1627安打。14年の引退後は日本ハム、ロッテで打撃部門のコーチを歴任するなど指導力に定評がある。
村田コーチは小久保裕紀監督が指揮した15年のプレミア12でスコアラーを務め、その後はコーチとして長年、日本代表に携わっている。今年3月のWBCでもバッテリーコーチとして多角的な情報収集と分析力で世界一に貢献。近年の他国の野球や選手情報に精通する。井端氏とは代表だけでなく、巨人でも16年から18年の3年間は同僚だった。
吉見氏は井端監督が指揮官だったU12代表では投手コーチを務めた。「精密機械」と評された抜群の制球力を武器に最多勝に2度輝くなど、井端監督とは中日黄金期を支えた盟友でもある。20年の現役引退後はNPBでの指導経験はないが理論派として知られる。
梵コーチは現役時代は広島の正遊撃手として活躍し、10年にゴールデングラブ賞と盗塁王を獲得。退団後は社会人野球を経て、21年からオリックスのコーチに就任した。高い守備走塁の技術から指導力に定評があり、オリックスの3連覇に貢献した。
亀井コーチは現役時代、巨人一筋17年で通算1069安打をマーク。09年3月に開催された第2回WBCでは原監督が率いる日本代表に選出され、イチローらとともに世界一を経験した。21年の引退後は巨人で打撃コーチなどを歴任している。井端監督とは巨人で選手同士だけでなく、コーチと選手の関係でもあった。
井端ジャパンの初陣は11月16~19日に東京ドームで開催される「第2回アジアプロ野球チャンピオンシップ」で若手中心のメンバーで臨む。