中日立浪和義監督“バンテリン人脈”で「ホームランテラス」導入の現実味 名古屋財界“後ろ盾”に

中日立浪和義監督“バンテリン人脈”で「ホームランテラス」導入の現実味 名古屋財界“後ろ盾”に

中日立浪和義監督“バンテリン人脈”で「ホームランテラス」導入の現実味 名古屋財界“後ろ盾”に

dragons2021
1: Ailuropoda melanoleuca ★ 2023/09/19(火) 21:58:10.23 ID:E4ucfJGy9
2023年09月19日

投手陣犠牲の「もろ刃の剣」に元監督は反対

 プロ野球中日の本拠地バンテリンドームナゴヤに、来季から外野にテラス席を導入する議論が再燃しそうな気配がある。チームは長年、打線が低調だっただけに、かねて立浪和義監督(54)はホームランの増加が見込めるテラス席の設置を熱望してきた。これまで再三、浮上しては立ち消えになったテラス席に関し、複数の球団関係者によると、3年契約の3年目の来季続投が決まった立浪監督は今オフの実現に並々ならぬ意欲を示し、あらゆる手を尽くす覚悟だという。その裏にある思惑を探ると――。

 中日は今季も貧打にあえぐ。9月17日現在でチーム打率はリーグ最低の2割3分7厘、ホームランは64本で、159本でトップの巨人の半分にも満たない。投手陣に関してはリーグ2位のチーム防御率3.12と健闘。野手が投手の足を引っ張っている構図であることは否めない。

 昨季終盤には立浪監督がテラス席導入の希望を公言した。チームには細川成也、石川昂弥ら球場が狭くなれば30本塁打以上を期待できる打者がいる。最もホームランが出やすい球場の一つとされる横浜スタジアムを本拠地とするDeNAで、次々に強打者が育ってきた歴史を振り返っても、球場の大きさが強打者育成の成否に結び付いていると言っても過言ではない。

 一方でテラス席は敵チームの打線にも恩恵を与える。中日は強力投手陣を看板にしてきた。逆の論理で、好投手が続々と台頭してきたが、その屋台骨が揺らぎかねないことも確かだ。

 中日にとってテラス席は、結果的に得るものより失うものが大きくなることもあり得る「もろ刃の剣」である。今年6月、強力投手陣と固いセンターラインを中心とした野球で中日の黄金時代を築いた落合博満元監督はNHKの番組でテラス席導入に反対した上で、自前での強打者育成か外国人打者の補強に注力すべきと主張した。

(中略)

立浪監督は興和の幹部と昵懇の仲

 日本球界では近年、楽天モバイルパーク宮城、福岡PayPayドーム、ZOZOマリンスタジアムでもテラス席を増設し、ホームランを増やしていった。ただ、15年に導入したヤフオクドームは数億円の費用がかかった。現在は建築資材の高騰などで、バンテリンドームでは改修費は一層、高額になりそうだ。

 さらに、バンテリンドームではコンサートなどオフには野球以外の多くのイベントが開催される。テラス席がイベントに支障を来すことも障壁になってきたとされる。

 難色を示してきたバンテリンドーム側を切り崩そうと、立浪監督はドームのネーミングライツ(命名権)を保有し、強い影響力を持つ興和(本社=名古屋市)の人脈を駆使していくとみるのは、さる中日OBだ。

「命名権契約は25年までで、期限が近づいている。年間数億円規模と言われ、ドーム側としては満了後も契約してもらいたい事情がある。そこに監督が昵懇な仲の幹部がいる興和に、テラス席の導入を働きかけるようお願いするのではないか」

 それにしても、チームの打率が上がっても勝率が上がるとは限らないテラス席に、なぜ立浪監督は固執するのか。同OBは二つの理由を挙げた。

立浪監督の采配に“高評価”のワケ

 一つ目はこうだ。

「監督が打者出身であること。投手がテラス席に反対する中で、どうしても打者目線で考える。就任時に『打つ方は何とかする』と言って一向に結果が出なかった。球場を狭くして何とかしようという苦肉の策ではないか」

 そして、もう一つこそが真の狙いではないかという。

「今季はチームが低迷しても観客動員は好調だった。選手年俸は、若手中心に起用したことで、オフの契約更改では抑えられそうだ。本社(中日新聞社)の考えは、チーム成績は二の次で、収支が最優先。(大島宇一郎)オーナーや(吉川克也)球団社長は監督の采配による貢献度を高く評価し、来季続投は早々と決まっていた。監督もそれを分かっているようで、ホームランが増えることで観客動員を高いまま維持したり、あわよくば伸ばせたりすれば、チーム成績が不振でも(契約が切れる)来年オフの契約延長が望めると考えているのではないか」(チーム関係者)

 立浪監督は、地元財界と太いパイプを持っていた星野仙一元監督を手本にしてきた。グラウンド内の采配は拙くても、グラウンド外では如才なく立ち回ろうとしているようだ。名古屋の財界を後ろ盾に、テラス席の導入で自身の延命につなげられるのか。昨オフのような大型トレードに打って出るかどうかを含め、中日は今オフも指揮官の動向に注目が集まりそうだ。

全文はソースをご覧ください
https://www.dailyshincho.jp/article/2023/09191701/
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