【芸能】はるな愛も性被害者だった 幼少期の壮絶な経験を過去に明かす
“帝国”が落城の危機だ。
ジャニーズ事務所創業者のジャニー喜多川氏(享年87)による“魂のレイプ”騒動は、収まる気配を見せない。実名・顔出し告発が後を絶たず、民放各局やNHKが真正面から取り上げる形になった。かつて所属タレントはバラエティー番組で“ジャニーさんのテッパントーク”を展開していたが、未成年男性への性暴力が明るみになった今となってはタブー。これまで事務所と一体になって隠ぺいしてきたメディアも、手のひらを返す非常事態だ。
そんな中、ある有名芸能人も忌々しい思い出を口にしている。はるな愛だ。
はるなと言えば、ニューハーフのお笑いタレントのパイオニア。松浦亜弥の口パクものまね“エアあやや”で、およそ16年前に大ブレイク。現在はトランスジェンダーの当事者として、タレントや実業家ほかマルチに活動する。
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物心がついたころから、体は男で恋愛対象も男。LGBTQで言うゲイで、自身の性自認は女。幼年期から、将来の夢は女性アイドルになること。女の子が身につけるファッションやアイテムを好んだ。
70歳ほどの高齢男性から、身体接触を強要されていたのは小学生の時。地元・関西ではそれなりに名の通った歌のレッスンの先生だった。普段は物腰が柔らかく、親や親せきが同行した時は優しいおじいちゃんだった。ところが、1人で行った日は布団が敷いている部屋に案内されて、身体を触られて、口淫行為された。目をつぶって、必死に耐えた。
ある週末は、先生が親に「週末はうちで1泊して、練習を強化する」と案内した。先生が用意してくれた食事を終えると、“地獄のルーティン”。一緒に寝ることを好んだ先生は、はるなを養子に入れたいと言い出したこともあった。
「この先も嫌なことが続くんだ」と思い、ようやく親に泣きながら訴えた。父は先生に、「子どもにそんなことをして、泣いてるじゃないか!」と怒鳴り、絶縁。ようやく悪夢から抜けられた。
「先生はほどなくして亡くなり、葬儀に出席した時は同世代ぐらいの少年が複数いました。心の中で、『あー、あの子たちもヤラれていたんだろうなぁ』と思っていたそう。でも、将来芸能界に行くためにはこういう行為も当たり前なんだろうなと、子どもながらに通過儀礼と思って耐えていました」(芸能ライター)
先生はしょっちゅう、野菜がゴロゴロ入ったカレーを作ってくれた。それを食べている最中は、「これを食べた後に、またあの布団で寝なあかんねんや」って思っていたという。今でも、布団が敷かれている部屋は嫌い。被害からおよそ40年も経ったが、フラッシュバックはあるという。
(伊藤由華)
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