【芸能】三四郎『THE SECOND』で流れ星☆との戦いを振り返る「1対1だからこその作戦」「客層を読む」
結成16年以上のコンビが競う、新たな漫才賞レース『THE SECOND~漫才トーナメント~』グランプリファイナルが、5月20日夜7時から行われる。ファイナリストとしてトーナメント第2試合でスピードワゴンと対戦する三四郎は、所属するマセキ芸能社の先輩・ナイツがパーソナリティーを務めるラジオ番組にゲスト出演した。マセキ芸能社ではこれまでお笑いの賞レースで優勝した者がおらず、三四郎にはぜひ頑張ってもらいたい―とナイツの2人も期待しているのだ。
ラジオ番組『ナイツ ザ・ラジオショー』(ニッポン放送)では、5月15日~18日に「勝手にTHE SECOND芸人ウィーク」と題してファイナリストたちをゲストに招き、彼らに意気込みなどを聞いた。最終日の18日に登場した三四郎は、『THE SECOND』の世間的な認知度がまだまだ低いと感じており「こんな真っ昼間から話題にしているのはここだけ」と嘆いていた。
『THE SECOND』は1対1のタイマン方式で争うトーナメント戦で、一般審査員100人が「とても面白かった:3点」「面白かった:2点」「面白くなかった:1点」でそれぞれを採点する非常にシンプルなものだ。対戦が終わるとすぐに結果発表となり、総合得点だけでなく「1点○人、2点○人、3点○人」と内訳も同時に発表されるので、演者は観客のダイレクトな評価を目の当たりにすることとなる。18日にはノックアウトステージ16→8(準決勝)の“結果発表動画”がYouTubeチャンネル『【公式】THE SECOND – 漫才トーナメント』で公開され、今大会最高得点となる290点で流れ星☆を破った三四郎の様子が確認できる。自分たちの負けが決まった瞬間、天を仰ぎ大きな深呼吸をしてから三四郎に拍手をしていたたきうえだったが、彼の顔は引きつったままだった。
『ナイツ ザ・ラジオショー』でも、この得点発表でのたきうえの振る舞いが話題になった。たとえ敗れても芸人として取り繕い悔しさを笑いにかえる者が多い中、たきうえは舞台上でしばらく黙ったままであった。たまらず相方のちゅうえい(44)が「ちょっと待って! なんも喋ってない」とたきうえをいじり、「仏頂面は映り悪いよ」と小宮浩信(39)が声をかけている。その後も舞台上で2組のやり取りは続いたが、たきうえの言葉は少なく、三四郎の相田周二(40)は「(たきうえは)立ったまま貧乏ゆすりを続け、MCの最後の言葉が終わるか終わらないうちに、舞台をはけていった」と呆れたような口調で当時を振り返った。
そしてネットをざわつかせたのが、翌日の朝9時に「悔し過ぎるから愚痴らせて。審査員全員がお笑いマニアはダメだわ。こっちは娯楽映画撮ってんのにニッチなフランス映画に負けた感じ。今のシステムだとニッチなネタが有利過ぎる」、「三四郎のネタは面白かったけど賛否両論あって然るべきネタなのに会場は『賛』しか無かったのが異常で怖かった」などの、観客批判とも受け取れるたきうえのツイートである。このツイートはナイツの土屋伸之(44)によって読み上げられ、塙宣之(45)が「たきうえとは大丈夫なの?」と心配する。ナイツは流れ星☆、三四郎と地方営業でよく一緒になっており、険悪な雰囲気になって欲しくないと思っているようであった。
『THE SECOND』予選での流れ星☆は絶好調で、西の実力者であるプラス・マイナスをその時点での最高得点で破り、一躍優勝候補の筆頭に挙げられるほどになっていた。三四郎によると「この流れ星☆に勝つためには、どんなネタにしたら良いか」を考えに考え抜いた結果、今回の一般審査員に多い“お笑いマニア”にウケるネタでいくことに決めたのだという。「1対1だからこその作戦」「客層を読む」ことに徹したのが、功を奏したようだ。ファイナルステージで、三四郎が初戦で戦うのはスピードワゴンである。『爆笑オンエアバトル』の黄金期を支え、『M-1グランプリ』の決勝に2度の進出を果たした先輩を相手に、三四郎はどのような作戦で挑むのか。今から楽しみである。
画像は『あいだ しゅうじ 2019年2月3日付Instagram「model 三四郎(マセキ芸能社)」』『流れ星☆ たきうえ 2023年5月16日付Twitter「今一番会いたくない奴らがいるわ。」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 みやび)
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