【芸能】坂井真紀「迷惑をかけていいんだよ、と言える空気が世の中に広まれば」
1 フォーエバー ★ :2023/05/14(日) 09:38:08.54ID:2/ofSMp79
現代ビジネス
撮影/ピエール山田
働き盛りの父親が心筋梗塞で急逝し、母親も突如、下半身不随となり車いす生活に。弟はダウン症で、祖母には認知症の気配が出はじめて………。「一生に一度しか起こらないような出来事が、なぜだか何度も起きてしまう」と自ら語る岸田奈美さんの同名エッセイを原作にしたドラマ『家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった』が5月14日から全10回にわたってNHK BSプレミアムで放送されます。
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主人公・岸本七実の母、岸本ひとみ役を演じるのは、俳優の坂井真紀さん。夫を亡くし、子育てと自らの障害に向き合うひとみの姿から感じたこと、時間の流れとともに変化する家族のあり方について、丁寧に、率直に語ってくれました。
「すごい女優さんが出てきたな」
『家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった』より (C)NHK
──本作で坂井さんは、主人公・七実役の河合優美さんとその弟役の吉田葵さんという2人の子どものお母さんを演じていますね。
坂井:実は私、河合さんのことを「すごい女優さんが出てきたな」と密かに注目していたんです(笑)。なので今回、母親役でご一緒できて本当に光栄で、素晴らしいお芝居と存在感に何度も感動しました。
葵くんは、演じることを心から楽しんでいるのが、すごくよく伝わってきました。そして、言葉の表現が常にポジティブなんです。葵くんからたくさんの力をいただきました。
──撮影現場では、原作者の岸田奈美さんとそのご家族ともお会いしたそうですね。
坂井:はい、ご家族みなさんの笑顔が本当に素敵で印象的でした。岸田奈美さんのお母様であり、私が演じるひとみのモデルにもなっている岸田ひろ実さんも車いすで現場に来てくださいました。
ひろ実さんは、周りを一瞬で明るい気持ちにさせてくださる笑顔がとてもチャーミングで、原作のイメージそのままでしたね。これまで、さまざまな作品に出演させていただきましたが、実在のモデルとなる方と対面するのは実は初めてで、味わったことのない緊張と嬉しさがありました。
──実在の人物とフィクション上の人物を演じるのは、また違った難しさもあるのでしょうか?
坂井:実在の人物がいらっしゃる場合は、見てくださる方々がもともとお持ちのイメージがプレッシャーになる場合もあるかもしれませんね。今回は、ひろ実さんや岸田家の皆さんの存在から大きな力をいただいている感じがしました。実際に、撮影中は常に岸田家の皆さんの存在を心に置いていました。「ひろ実さんだったらどうするかな? 岸田家だったらこういうリアクションするかな」と思いを巡らすことが、役作りの大きな力になりました。
あとは、ドラマとして動き出している展開に、より深みが出せるよう、脚本に書かれていること、書かれていないことからたくさんの想像を膨らませて役を作っていきました。
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