入学から半年経っても教室に入れない・・・髪色の問題で遠足も
2022年(1月~12月)、文春オンラインで反響の大きかった記事ベスト5を発表します。インタビュー部門の第3位は、こちら!(初公開日 2022年10月29日)。
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中学校に通いながら、ギャル雑誌『egg』の専属モデルとして活躍している元小学生ギャルのじゅなさん(13)。
今年4月に行ったインタビューでは、髪色の問題から他の生徒と一緒に授業を受けられていないことを明かし、学校側との話し合いを続けていくと話していた。あれから半年、学校側の対応は変化しているのか。今回もお父さんに同席していただき、詳しく話を聞いた。(全2回の1回目/続きを読む)
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別室で1人授業を受ける日々
――前回の記事の反響は何かありましたか。
じゅな InstagramやYouTubeなどにたくさんコメントをいただきました。賛否両論いろんな意見がありましたが、温かいコメントも多くて嬉しかったです。
――今年の夏から『egg』の専属モデルとして活動されています。学校と仕事の両立はどうされていますか。
じゅな 今は秋号の雑誌の撮影期間なので、学校にはあまり通えていません。2週間、ほぼ毎日撮影をするんです。東京だけではなく、地方での撮影もあります。
専属モデルになったことで、仕事の幅も広がり忙しくなってきました。お仕事の入っていない日はお昼から登校しています。
――お昼からというのは、何か理由が?
じゅな 単純に仕事の疲れが溜まって起きられないことが多くて。あとは、1人で別室で自習をするのが辛いのもあります。
――前回のインタビューから半年が経ちましたが、あれから何か状況が変わった部分はあるのでしょうか。
じゅな 前は昇降口がみんなと別のところだったんですが、一緒になりました。ただ、みんなのいる教室にはまだ入ってはいけないと言われています。
別室で1人で授業を受けるという体制は変わっていません。特別学級の先生がついてくれて、一応時間割通りに勉強を進めます。特別学級の先生は現状1人しかいないので、その先生が出張に行ってしまうと、基本的には自習になります。
――では、友達と関わる機会はほとんどないと。
じゅな 学校にいる間はないですね。給食も1人で食べるし、休み時間も1人で過ごしています。ただ、昇降口が一緒になったので、友達と一緒に帰ることはあります。
――以前と同様に、体育や音楽などの授業はやっていないのでしょうか。
じゅな やっていないです。座学をしています。
遠足や体育祭は髪色の問題で欠席
――中学生だと遠足や修学旅行、体育祭などもあると思いますが、参加されていますか。
じゅな 修学旅行はまだないですが、この前遠足はありました。もちろん髪色の問題で行けませんでしたが。
お父さん カツラをかぶるのであれば出席できる、ということだったんですが、それだと逆に目立ちますし。1日だけ黒髪にするスプレーを使うという方法も考えましたが、それもやっぱりテカってしまうし、長時間だと落ちてしまうこともあるみたいで。じゅなに聞いたところ、そこまでして行きたくないということだったので、遠足は欠席しました。
――では、昇降口は一緒になったものの、基本的に以前と変わらない状況なんですね。ちなみにお父様は学校側との話し合いは続けているのでしょうか。
お父さん 今年の夏までは教育委員会に話を聞きに行ったり、知り合いの先生に相談したり、校長先生と話す機会を作ってもらったりと、いろいろ働きかけてはいたんですが、今はそういうことはしていないですね。
というのも学校側の気持ちも理解できるからです。じゅなだけを特例にしてしまうと、それはそれでややこしいことになってしまいますので。もし特例を作った場合、線引きが難しいんだと思います。どこまでがOKでどこからがダメなのか。それに「じゅなちゃんだけずるい」という生徒も出てくるだろうし。
――たしかに、前回のインタビューでは「1人だけ特別扱いするのは違うから学校側の気持ちはわかる」という意見が多かったですね。
お父さん 「最初から金髪がOKの私立中学に通えばよかったのでは」という意見も多くありました。
これはたしかにその通りではあるんですが、私たちが住むところはかなり田舎で、通える範囲内に私立中学がありません。高校生になったらいろんな選択肢もあると思うんですが、義務教育だとなかなか難しくて。
――「オンライン学校に通った方がいいのでは」という意見もありました。
オンラインの学校に通うのは難しいと考える理由
お父さん そういう意見も見ました。ただ、本人はオンラインの学校に行きたくないと言ってるので、無理やり行かせるわけにはいかなくて。それに今の中学には小学校の時からの友達がたくさんいるので、じゅなも離れたくないと思います。
――とはいえ、義務教育ですから教育を受けさせる義務もありますよね。そのバランスが難しそうです。
お父さん その通りです。父親としては中学校はきちんと最後まで通ってほしいと思っています。
学校側と何度も話し合った結果、やはり髪の毛を染めている子は一緒の教室に入れることはできないという結論だったので、この先も別室で授業を受けていくしかないと思います。
ただ親としては、そのうちに通わなくなってしまうのではないかという不安もあります。入学から半年が経ちましたが、ずっと1人での別室授業は、本人の中でやはり辛くなってきているようなので。
――このまま卒業するまで別室での授業が続くのは、じゅなさんにとっては難しいのではないかと。
お父さん そうですね。今の様子を見ていても、学校へ行くのはしんどうそうですし、帰ってきてからもあまり笑顔はなくて。校内で、友達と話すことも遊ぶこともできないのは、きついんじゃないかと思います。
――「黒髪にして、『egg』の撮影の時だけウィッグを被ればいいのでは」という意見もありましたが、それだと難しいのでしょうか。
じゅな 『egg』のモデルとして、日々SNSで日常を投稿していますし、ギャルにとって派手さは欠かせないと思います。ウィッグも中学に入って最初の頃は検討したんですが、やっぱり『egg』モデルの中で浮いてしまうので少し違うかなと。
お父さん できれば黒髪にしてほしいという気持ちはありますけど、仕事上、難しいみたいで。本人次第ですけど、仕事のスケジュールが空く期間があれば、黒髮にする機会があってもいいんじゃないかなと思います。
それで一度でもみんなと一緒の教室で授業を受けることができれば、本人も「教室で一緒に授業を受けられるなら、このまま黒髪の方がいいかも」と思うかもしれないですし。親としていろんな選択肢は与えていきたいと思っています。
写真=鈴木七絵/文藝春秋
(「文春オンライン」編集部)
<このニュースへのネットの反応>
自分の子供の頃の教師が今考えると普通に犯罪者(暴行・傷害)だったように、あと何十年かしたら髪の色で教育に差をつけた教師も、今思うと普通に犯罪だよねと言われる時代が来るんだろね。まあ、今は今だけど。
そういえば最近の寿司テロや飲食店で問題おこしてるやつって髪染めてるの多かったな、ま、そういうことだよ
読んだ限り髪色の問題も遠足の不参加も今の学校を選んだのも全部本人の意志決定の結果のようだが。どこか妥協しないことには良い方向に行かないんじゃない?
「金髪OKの私立中学に通えばよかったのでは」「オンライン学校に通った方がいいのでは」って提案されてんのに「いやだ」って、普通にただのダダこねじゃねーか。これで辛いだの何だの言われたってもはやどうすれば
自分の言い分だけ通したいとか幼稚園以下のガキじゃん 親もそれを認めてる時点でお察しだわ 一般常識も身につけれないようなの世間に出すなよ それくらいの責任はとれ
こうやって自分の信念を貫くということと我儘で相手を呆れて放任されるという違いを理解しないまま成長していくんだろうな なんでも全員同じが正しい訳じゃないけどある程度の規範を身に着けてないと成長するにつれて逸脱するのが許されなくなって手が付けれない魔物になっていく可能性が高くなるのに何故わからんのか
一番頭がおかしいのはそんな状態の幼子を専属契約している事務所だな。教室に通えなくなるような道を子供に示すんじゃねえよ。
髪の色云々などのルールを守ることを覚えた方が良い
何回も晒しものにされて大変だな
本当に娘さんの意思尊重してるか怪しいもんだ。娘が稼いで生活レベル上がっちゃったんじゃないの?何かこの父親は娘を利用してるようにしか感じない。
知った上で毒を飲んで(髪を染めて)、わかった上で病院行き(髪色自由の学校行き)を拒否した。その結果については「自業自得」で終了
仕事の日は休んで、仕事がない日ですら昼から登校の日があって、催事は不参加?その仕事辞めろ。【(学業を本分とすべき)学生に、学業へ悪影響が出る内容/分量の仕事を割り振る親と事業者】こそ最優先で火だるまにされるべきであって、学校は面倒を押し付けられた被害者だ
加齢臭溢れる言動だな 流石お爺ちゃん
俺が高校の頃、生活指導の教師が「髪をいじくるヤツは心もひねくれてる」と言い放ったことがあった。当時は「そりゃ言い過ぎだろ」と思ったもんだが……こういうのを見るとあながち間違いじゃないと思えてしまう。どっちにしろこいつもゆたぼん染みてきたな。その内日本一周とか言い出したら“本物”だわ。
13でこれ?もうほうれい線あるやん・・・
納豆御飯さん そりゃ「やっちゃだめ」と言われていることをわざわざやるんだから、ひねくれてると言われるのもしゃーなし。
なんというかゆたぽんと同じ臭いがする
集団生活を元に、その場所のルールを守る事を知るのが学校。自分の気分ごときでルールを守りたくないなら、周りの迷惑だから許可されてる学校へ行かなければならない。親の顔が見てみたい、いや、見たくもないので、情報に埋もれてただの人以下になるがいい。
あの雑誌、未だに存続してたんだな… この手の『未成年向け』雑誌、ネットが普及してなかった頃は『読者同士の交友斡旋』とかもしてたとか…(棒
これで13歳!? 三十路後半の*じゃなくて!?