【芸能】太田光代「私がやるしかない」「この人たちをなんとかしないと」…芸能事務所『タイタン』立ち上げ当時の状況を明かす
お笑いコンビ・麒麟の川島明がパーソナリティをつとめるTOKYO FMのラジオ番組「SUBARU Wonderful Journey 土曜日のエウレカ」(毎週土曜17:00~17:55)。「あなたの心を、ここではないどこかへ」をテーマに、ゲストの「ココロが動く(=エウレカ)思い入れのある場所」へと案内していきます。
4月1日(土)放送のお客様は、お笑いコンビ・爆笑問題、ウエストランドなどの所属事務所「タイタン」社長・太田光代さんです。ここでは、光代さんが「タイタン」の社長になった経緯を語りました。
太田光代さん
1964年生まれ、東京都出身の光代さん。雑誌モデルを経て、当時の所属事務所・太田プロダクションにて、ものまねタレントとして活動。1990年、爆笑問題の太田光さんと結婚し、1993年には爆笑問題が所属する芸能事務所「タイタン」を設立し、社長に就任します。「タイタン」は今年設立30周年を迎える一方で、フラワーショップなども経営し、新たな事業にも挑戦し続けています。
TOKYO FMのラジオ番組「SUBARU Wonderful Journey 土曜日のエウレカ」4月1日(土)ゲスト:太田光代さん
◆太田プロを1年半で退社…独立した経緯は?
川島:どういった経緯で社長になられたんですか?
光代:もう、しょうがないから始めました(笑)。「私がやるしかないんでしょ!」っていう状況に追い込まれたんですよ(笑)。
光代:モデル、役者、ものまねタレントをやっていました。あと、「アッコにおまかせ!」(TBS系)の初期のアシスタントです。
川島:そうだったんですか! 爆笑問題さんとは、お互いプレイヤー時代に会っているんですか?
光代:出る・出ないは別として(当時の所属事務所「太田プロダクション」)のライブが東京であって、「一応、観ておいて」ってことで毎回観に行っていたんです。それで、あの人たちが社会風刺をコントにしていて、面白かったんですよ。
光代:「テレビでは難しいだろうな」っていうネタがほとんどでした。
光代:ウケていましたが、(爆笑問題の2人が)若いときでかわいい感じだったので、キャーキャー言うだけのファンも多かったんです。「(ネタの)中身をわかって笑っているのかな?」って方もいましたね。
川島:光代さんから見たら「面白いな」っていう印象はあったんですよね。ところが、そこから爆笑問題さんが事務所との関係性が微妙になってしまうという。
光代:そうですね。太田プロには1年半ぐらいしかいなかったんですよね。すごくかわいがってもらって、事務所イチオシの大事な2人だったのですが、歯車がおかしくなっちゃったというか……。
川島:当時のマネージャーさんと一緒に独立する形になりましたよね。
光代:はい。(でも、太田プロの)社長と副社長は(デビュー当時からずっと)爆笑問題のことが好きだったんですよね。
川島:好きだから推していたんですもんね。
光代:そうですね。ただ、(当時の爆笑問題の2人は)マネージャーとしか話をしていなくて……。
川島:いま考えると、とんでもないことをしてしまっていますが、当時の本人たちは、特にそこまで悪いことではないだろう、と思っていたんですよね。
光代:そうですね。能天気に「好きなことをやれるんだったら……」と(安易な考えで独立してしまったんだと思います)。
川島:光代さんも芸能活動をされていますよね。そもそも、「芸能界で売れてやろう」という意識はあったんですか?
光代:そういう時期は、やっぱりありました。
川島:「モデルやものまねで食べていけたら……」という思いが?
光代:そうですね。前の事務所(太田プロ)には、そう思って入りました。
川島:じゃあ、自分の夢を諦めたという形なんですか?
光代:自分の夢のことなんて考えている場合じゃなかった。「この人たちをなんとかしないと」って思いました。ファンの方もいましたし、待っている人がいることをすごくわかっていたので。
川島:「私が送り出さないと!」っていう意識があったと。
光代:そうですね。それで(太田プロの)社長と副社長に事情を話して、「私が(爆笑問題の会社を)やります」と言って辞めたんです。
川島:(爆笑問題の後を追って)一緒に辞めたということですよね。ただ、社長業は初めてだったんですよね?
光代:そうそう。当時は「株式会社」と「有限会社」の違いすら知りませんでした。なので、(起業に関する)“How To(ハウツー)本”を20冊ぐらい買って、会社の立上げ方を勉強しました。しばらくの期間は、「タイタン」という屋号を付けて、個人でやってから法人化しました。
▼太田光 11年ぶりの長編小説を出版!▼
太田光さんの最新小説「笑って人類!」(幻冬舎)が3月8日(水)に出版されました。今作は、“近未来”を舞台にした500ページを超える超大作です。
執筆中、「まだ完成していない段階で作品を他の人に見せるのがイヤだ」と話していた太田さん。そのため、光代さんはどんな作品ができるのか分からず、ずっとモヤモヤしていたそうです。
そして、出来上がってきた作品は、原稿用紙1,200枚以上にものぼり、手渡された光代さんは困惑。この大長編を1冊にまとめるのは大変だったと話す光代さんですが「本当に面白いです!」と太鼓判を押す内容。みなさんもぜひチェックしてみてください!
▶▶毎週土曜の55分間だけ営業する旅行会社EDC(=Eureka Drive Corporation)の社員たちが担当するPodcast番組(AuDee、Spotify)も配信中です。
<番組概要>
番組名:SUBARU Wonderful Journey ~土曜日のエウレカ~
放送日時:毎週土曜 17:00~17:55放送
出演者:川島明(麒麟)
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/wonderfuljourney/
<このニュースへのネットの反応>