【芸能】ジャニー氏の性被害報道、民放各局はいまだ報じず 状況変えるには“人気アイドル”の告発が必要?
日本でも放送された、英・BBCの報道番組から広がり始めている、ジャニーズ事務所の創業者で2019年に亡くなったジャニー喜多川氏による性加害の被害者たちの告白だが、今月12日、日本外国特派員協会で、元ジャニーズJr.でミュージシャンのカウアン・オカモトが実名・顔出しで被害を明かした。
オカモトは「合計で15回から20回ほどジャニーさんから性的被害を受けました」と自身の被害を告白したうえで、「ジャニーさんのマンションに行っていた4年間で、出入りしている100人から200人全員がそうだったと思います」とあくまでも推測だが、被害者の人数が驚くべき数に及ぶことも明かしたのだ。
「会見については、大手通信社・共同通信が報じたので、その記事の配信を受けている大半の一般紙は報じた。そして、会見翌日、取材に訪れていたNHKも報じたが、当たり前のように民放各局はスルー。ジャニーズの幹部としては胸をなで下ろしているはず」(テレビ局関係者)
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かつて、誌面で大キャンペーンを展開し、ジャニー氏の性加害を世に知らしめた「週刊文春」(文芸春秋)は、今回も毎週のように誌面で新たな被害者の告白を掲載。
20日の発売号では、新たに2人の被害者の告発を掲載した。そのうち、80年代にジャニーズJr.であった50代の男性は「休憩中、後に人気アイドルになる友人に『昨日、ジャニーさんにちんちん入れられちゃったよ』と、急に言われたのです」とある日のレッスン中、仲間から衝撃的な告白を受けたことを明かしたのだが……。
「世間が知りたいのは、その人気アイドルになる友人が誰か。今回、告発しているのは売れることがなかったJr.ばかりで、そのため、あまり世間が関心を持つことはない。もし、売れたタレントの誰かが勇気を持って性加害を告発すれば、もっと関心が高まって問題視されるはず。売れたタレントの告発が性加害報道に足りていない」(芸能記者)
ジャニーズ退所組の誰かの勇気ある告発に期待したい。
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