【芸能】長州力「映画にはメッセージがある」武藤敬司「WBCのようなチームワーク!」『ブラックアダム』イベントで映画の魅力を熱弁
DC映画『ブラックアダム』デジタル配信/ブルーレイ&DVDリリース記念イベントが3月25日、スペースFS汐留にて開催され、元プロレスラーの長州力と武藤敬司が登壇し映画の魅力を語った。
2月21日にプロレスを引退したばかりの武藤はこれが引退後初となる芸能イベント。「先月まではプロレスラー。いまはただのおじさん、武藤です」と笑顔で挨拶した武藤は、引退後の生活は「とても慌ただしい。目まぐるしい生活を送っています」と報告した。MCから引退した武藤への労いの言葉を求められた長州は「もう何回も言ってる(笑)。あんまり言うと図に乗るからもう言わないよ」とニヤリとした。
“ザ・ロック”のリングネームで知られる元プロレスラーで、現在は俳優として活躍するドウェイン・ジョンソンがDCのアンチヒーロー、ブラックアダムを演じている本作。ロックについて武藤は「電話で話したこともあります。実は引退試合の相手にオファーしたのですが、あまりにもファイトマネーが高くて…」とコメント。MCから「おいくらぐらい?」と値段を尋ねられると「数十億」と暴露。ハリウッドスターとしての料金もプラスされているのかもと笑いながら語った。
武藤はロックの父、ロッキー・ジョンソンとの対戦歴があるそうで「ドロップキックがすごくて二枚目のプロレスラー」と振り返る。さらに、長州がロッキー・ジョンソンの義父ピーター・メイビアと対戦経験があると明かした武藤は「ロックのおじいちゃんと戦ったことあるんですよ」と取材陣にアピール。しかし長州は「家系図が難しいんだよ。控室でこの話するなって言っただろ?」と武藤にクレーム。「控室で30分以上、説明したけれど…」と困り顔の武藤は「長州さんがピーター・メイビアだとすると、慎太郎がロッキー・ジョンソン。お孫さんがドウェイン・ジョンソン」と長州の家系図で再び説明するも、長州はまだピンと来てない様子。この2人のやりとりに取材陣は大笑いだった。
「小さい頃から映画が大好き。特に中学、高校、大学の頃は実話に基づいた映画が好きでたくさん観ていた」と話す長州に武藤はすかさず「この映画は実話じゃないよ!」とツッコミ。すると長州は「これから話すんだから、黙って聞け!」とぴしゃり。なぜこの映画が好きなのかを考えたところ「破壊がすごいのはもちろんだけど、次の時代へのメッセージが込められていると感じました。いま、世の中には紛争があるけれど、それが続けばこういう時代になっていくという予見のような怖さも感じました」と解説。「僕は、どんなジャンルの映画でも、なにかしらのメッセージを受け取るような見方をしています。受け取り方は人それぞれだけど、やっぱり平和が一番かな」と本作の感想や長州流の映画の楽しみ方を語った。
破壊神ブラックアダムにちなみ、これまでの破壊エピソードを求められると長州は「控え室の椅子をぶん投げたことかな」とニッコリ。武藤は「39年間現役をやってきて、膝をふたつ壊しています。ターミネーターのように人工関節が入っています」と膝をさすりながら回答。さらに「昔、UWFと旅館を破壊した」といまや伝説となっている事件に触れる。元プロレスラーらしく、破壊エピソードは豊富なようで「破壊じゃないけれど…」と前置きし、「(1992年に行われた)福岡での『グレート・ムタVS長州力』のタイトルマッチで試合後に消化器を振り撒いて。呼吸困難でお互いに死にそうになったことがあります」と明かした武藤。しかし、対戦相手だったはずの長州は「覚えていない」とニヤニヤ。「みんな無事だった?」と気遣う優しさを見せた長州は「こいつとの試合は覚えていないんだよ」と豪快に笑い飛ばし、息ぴったりの仲良しトークで盛り上げた。
イベントでは「顔面破壊神対決」と題し、2人のにらめっこ対決も実現。武藤が長州のキス顔に笑いを堪えきれず、勝者は長州という結果に。2人が顔を見合わせての対決だったため、マスコミのカメラ用にとキス顔の再現を求められた長州だったが「それはお断りしたいね」と照れながら却下。まさかのキュートなキス顔披露に、対決中にカメラを構える取材陣も笑いが堪えられない様子だった。
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