【芸能】古谷実の漫画「シガテラ」テレ東で実写ドラマ化 醍醐虎汰朗がいじめられっ子の高校生役で主演
醍醐虎汰朗がドラマ初主演を務め、関水渚が共演し、人気漫画家・古谷実氏のコミックを映像化する「シガテラ」が、テレビ東京の金曜深夜の「ドラマ24」枠で、4月7日から放送されることが決定。いじめられっ子の高校生・荻野優介が送る“日常”と、平穏を侵略する“非日常”を描いた青春サスペンスを紡ぐ。
原作は、「行け!稲中卓球部」で人気を博し、「ヒミズ」「ヒメアノ~ル」など映像化作品も多い古谷氏が、2003年~05年に「ヤングマガジン」で連載した同名コミック。単行本(全6巻)の累計発行部数は200万部を超え、ベストセラーとなった。「天気の子」、NHK連続テレビ小説「舞いあがれ!」の醍醐が、平凡でさえない高校生・荻野を演じる。「町田くんの世界」「コンフィデンスマンJP プリンセス編」の関水が、原作でも人気を集める、荻野の恋の相手・南雲ゆみ役を務める。
荻野は、友人の高井貴男とともに、同学年の谷脇からいじめられていた。地獄のような学校生活を送るなか、バイクに乗りたいという夢がある荻野は、教習所代やバイクを買うための資金を稼ぐためにアルバイトを始める。初めて自分の意志で行動し、充実感を味わう日々。さらには、密かに思いを寄せる、同じ教習所に通う南雲と急接近し、ふたりは付き合うことになる。一方、止むことのないいじめに耐えかねた高井は、谷脇への復讐を着々と進めていた。谷脇のもとには、高井がネットを通して知り合った“森の狼”と名乗る者から脅迫状が届く。やがて、幸せを手に入れたばかりの荻野の周りに、“日常”を蝕むさまざまな“非日常”が、次々と襲いかかる。
「シガテラ」は、テレビ東京の「ドラマ24」枠で、4月7日から毎週金曜深夜24時12分に放送。醍醐と関水の役どころとコメント、原作者・古谷氏と、吉川肇プロデューサーのコメントは、以下の通り。
■醍醐虎汰朗(荻野優介役)
【役どころ】
高校2年生。成績はあまり良くなく、将来の夢も特に持っていない。学校では谷脇からひどいいじめを受けており、うだつの上がらない自分に自信が持てないでいる。ふとしたきっかけからバイクに興味を持ち始めて、教習所に通い出し、そこで南雲ゆみと出会い交際するようになる。
【コメント】
Q.本作の出演オファーを受けたときの感想、原作または台本を読んでみての感想をお聞かせください。
遂に連続ドラマで主演を務めることができるのかと、心躍り舞い上がりました! 原作の漫画と脚本を読ませていただいて、普段の自分とはかけ離れた荻野のキャラクターに一瞬戸惑いましたが、自分とは異なる部分が多いからこそ、この役柄を演じることによって役者として更に成長できるチャンスですし、挑戦したい!と前向きな気持ちがわきました。
Q.演じられる役どころについての印象をお聞かせださい。
荻野優介は、普段はさえなくて特徴があまりない控えめな男の子だと思います。ただ自分の世界観を持っていて、ゾーンに入ると、とてもリアクションが大きくなったり、破茶滅茶な事を言い出したり……感情の起伏や浮き沈みが激しいキャラクターだと思います。
Q.連続ドラマ初主演となりますが、意気込みをお聞かせください。
芸能界に入り約6年となるこの年に連続ドラマで主演を務めさせていただくことは大変嬉しく光栄です。現在、モチベーション高く、日々良い状態で撮影に励むことができています。今まで培ってきたものを全力で本作に出せるように努め、強い志と情熱をもって新境地となるお芝居にも挑みたいです。
Q.視聴者のみなさんへ、みどころなどメッセージをお願い致します。
高校生活で、いじめられている男の子が、バイクに興味を持ち、そこで出会った女の子と心を通わせていく中でいろいろな感情や学びを得て成長していくお話です。初々しい学生時代に戻った気持ちで、荻野の初恋を見守っていただければ嬉しいなと思います。放送を楽しみにしていてください!
■関水渚(南雲ゆみ役)
【役どころ】
荻野の1歳年上、高校3年生。教習所で荻野と出会い、ふたりは交際を始める。かなりの美人で頭脳明晰。ホラー映画好き。しっかりした性格で、迷走する荻野を戒め、的確な助言をする。
【コメント】
Q.本作の出演オファーを受けたときの感想、原作または台本を読んでみての感想をお聞かせください。
原作、とても面白かったです。南雲ゆみというキャラクターは男性の理想が詰まった女性だなと感じました。男性から見たいわゆる“いい女”を演じるのは初めてのチャレンジだったので、そのような機会をいただけてとても嬉しいです!
Q.演じられる役どころについての印象をお聞かせださい。
南雲ゆみは、人に対する好き嫌いや偏見がなく、常に相手を理解してあげるというスタンスです。自分と違う生き方や考え方の人に対しても面白いと思えて、リスペクトできるような心にゆとりのある女性です。ゆみの周りにいる荻野くんや田島は気持ちファーストで生きている人たちですが、ゆみは論理的で、ある種、哲学的に物事を考える人間です。そして一見大人びて見えるゆみですが、実は自分の気持ちを一番に優先できないことがコンプレックスなのかも、と考えています。
Q.撮影への意気込みをお聞かせください。
南雲ゆみというキャラクターに丁寧に丁寧に息を吹き込んでいきたいと思います。まっすぐな荻野くんとは真正面からぶつかって、どんどんふたりの愛を深めていけたらと思っています。
Q.視聴者のみなさんへ、みどころなどメッセージをお願い致します。
今を生きるのに必死なティーンエイジャーたちがとにかく生き生きしていて魅力的な作品です。学生の方やキャラクターと同年代の方はこのドラマを見て、キャラクターに共感していただいて今を大切にできるのではと思っています。私と同年代以上の方達には、眩しすぎる、2度と戻れないあの青春時代の懐かしさを存分に感じていただける作品だと思います。きっと、今自分と向き合ってくれている人を大切にしたくなるドラマです。ぜひご覧ください!
■古谷実(原作)
よろしくお願いいたします。
■吉川肇(プロデューサー)
「シガテラ」に出会った時、“胸を掻きむしるような根源的な切なさ”にたまらなく惹かれてしまいました。古谷実先生が描かれる「極めて人間臭い自意識を爆発させたキャラクター」と「“青春の一寸先は闇”という命題」を、ドラマの中で表現の限りを尽くしていきたいと思っております。「毒」をモチーフとしつつ、表面は甘いけど、時に苦く、心にじわじわと広がっていく「糖衣錠」のようなドラマになっておりますので、毎週お楽しみ頂けますと幸いです!
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