【芸能】「ちむどん」4きょうだいの“明暗”…黒島結菜と竜星涼はイメージ脱却できず苦戦
演じた役柄を、次のドラマでも引きずってしまう……「特にNHK朝ドラではありがち」(テレビ誌ライター)らしいが、最近なら2022年前期の「ちむどんどん」の出演者たちも、悲喜こもごもがある。ヒロイン・暢子を演じた黒島結菜(25)。放送当時は、暢子のキャラに《とにかく厚かましい》《行き当たりばったり》なんて容赦ない声が殺到したものだ。
「朝ドラのヒロイン後は通常少し休むのですが、黒島さんはすぐに連ドラ『クロサギ』(TBS系)にヒロインとして出演。暢子アレルギーが残っていたせいか、結果、《暢子にしか見えない》《キャンキャンしたしゃべり方が耳障り》などと、『クロサギ』でも厳しめの意見が多めでした。ところが、ヒロインの姉妹を演じた2人は、売れっ子路線に完全に乗っています」(在京キー局関係者)
2人とは、川口春奈(28)と上白石萌歌(22)だ。川口は昨年放送の話題沸騰の連ドラ「silent」(フジテレビ系)でヒロインを。2022年の年間CM女王に輝いたことも先日発表され話題になった。上白石は「警視庁アウトサイダー」(テレビ朝日系)に出演中で、視聴率はいま一つだが、《萌歌ちゃん、コメディーセンスがある!》なんて好意的な書き込みが目立つ。
そして「ちむどんどん」の4人きょうだいの残る1人、兄・賢秀こと“ニーニー”を演じた竜星涼(29)は放送中の「スタンドUPスタート」で主演を務めている。
「一時はニーニーが、『ちむどんどん』不評のすべての原因のような言われ方をしたこともありました。《出てくるだけで不愉快》《ニーニーがいると見る気がなくなる》などと、最後まで好感度は上がらなかったため、竜星さんは次回作でも相当イメージを引きずりそうだなと心配でした」と話すのは、ドラマウオッチャーで芸能ライターの山下真夏氏。
「スタンドUPスタート」で竜星が演じるのは、自称「人間投資家」の投資会社社長、三星大陽。
「今回は脅威の小顔と抜群のスタイルをたっぷりと見せてくれ、あの賢秀と同じ人とは思えない見た目。そもそも竜星さんが《そうそう、イケメンだったよね》と再認識した視聴者も多いはず。『ちむどんどん』ではもはやイケメンかどうかさえ分からなくなっていたので、そういう意味では成功かもしれません。ただ、今回の人間投資家のキャラ設定、どこかちょっとニーニーを思い出してしまうのが少し不安ですが」(前出の山下氏)
山下氏いわく、竜星が出演した連ドラの中では2018年放送の「アンナチュラル」(TBS系)での葬儀屋・木林役が特に印象的だったと、こう続ける。
「竜星さんと言えば、戦隊もののヒーローでパリコレ経験モデル……木林役ではそのイメージと180度違って見え、登場を待ちわびてしまう演技でした。2020年の舞台『大地』でもそうでしたが、竜星さんはひとクセある演技が上手。ですが、その路線はニーニーが見え隠れしてしまう。準主役あたりの無難な役でいくつか出てニーニーを払拭し、満を持してからの主演の方がよかったのかもしれません」
低視聴率が話題になりがちな「スタンドUPスタート」。いまだ飛び交う“ニーニー嫌い”の声を、竜星はねじ伏せることができるか。
https://news.yahoo.co.jp/articles/d846f53e24c1734c0779e7e3bec77ae0668eb8a6