【芸能】「脱退組」平野、岸、神宮寺をしり目に次々と仕事が決まる『キンプリ』永瀬廉にティアラ(キンプリファン)は“複雑な思い”
平野紫耀、岸優太、神宮寺勇太の3人がグループを脱退し、それぞれが事務所を退所。残る永瀬廉と高橋海人はキンプリの看板を背負い、新たに活動をスタート。従来の歌手業ではなく、俳優業にシフトしていくことが濃厚となっている。
なかでも猛プッシュされているのが永瀬だ。
現在放送中のドラマ『夕暮れに、手をつなぐ』(TBS系)で女優の広瀬すずと共演しているが、残念ながら視聴率は及第点とは言えない。初回こそ平均世帯視聴率8・0%だったものの、第2話が6・6%、第3話は5・9%と右肩下がり。テレビ局関係者によると
「前クールの『君の花になる』は10話平均で5・3%と伸び悩んだ。そこで心機一転、人気の高い永瀬さんと広瀬さんを起用して、挽回を図ろうと考えたのですが…。このままだと、前クールと代わり映えしない結果になりかねない」
という。
それでもジャニーズの“永瀬推し”は不動だ。昨年7月の主演ドラマ『新・信長公記~クラスメイトは戦国武将~』(日本テレビ系)の映画化がすでに内定。同ドラマは甲斐谷忍氏による漫画『新・信長公記~ノブナガくんと私~』が原作で、織田信長、武田信玄、上杉謙信などの名だたる戦国武将クローンである高校生が集結。永瀬は主人公の信長を演じ、なにわ男子・西畑大吾なども出演する。
「視聴率は大敗しましたが、もともと劇場版とセットで話ができていた。ドラマでコケても、劇場版はファンの子が2回、3回とリピートしてくれますからね。厳しい言い方をすると、すべては“永瀬さん人気”をアテにしたプランとも言えます」(芸能プロ関係者)
さらに4月スタートの福山雅治主演のTBS日曜劇場『ラストマン―全盲の捜査官―』にも初出演が決まっている。永瀬は重要キャストの1人だという。
「さすがに永瀬さんが『日曜劇場』で主役を張るのは時期尚早ですが、この枠に出ること自体がステータスになる。ブッキングするだけでも相当な“力”が必要で、ジャニーズがいかに永瀬さんに期待しているのかがわかります」(スポーツ紙記者)
一方で通称「ティアラ」と呼ばれるキンプリファンは、こうした“永瀬推し”を複雑な思いで見ている。
ジャニーズに残る永瀬、高橋が厚遇される横で、脱退するメンバーは半ば“放置プレー”のような状況。そればかりか、文春オンラインでは、1月22日に放送された日テレ系『ニノさん』総集編で流れた平野、岸の名場面がHulu配信では丸ごとカットされていたと報じられた。
4分割された画面で、平野らが映るシーンは黒塗りにされ
《権利上の都合で配信できません。》
とテロップが表示されていたという。
これは決して“圧力”などではなく、文字通り、平野ら3人の退所後を見越した「権利上の都合」ではあったが、ティアラが騒然となったのは言うまでもない。
「まだ5人のキンプリではありますが、3人の退所が決まっている以上、均等に扱えというのは心情的に無理な話ですよ。永瀬、高橋は事務所にとって“未来”であり、平野ら3人は“過去”ですから。
ただ、ここまで露骨にやるのもちょっと…。5月までは事務所も全力で5人のキンプリをバックアップした方がファン受けは良かったはずです」(音楽関係者)
グループの冠番組『King & Princeる。』(日本テレビ系)も、3人の脱退後、早ければ9月末にも放送終了が検討されているという。
5人のキンプリの“店じまい準備”は着々と進んでいる。同時にティアラの事務所に対する不信感は募る一方だ…。