【芸能】 山本陽子、50代での転機 主役と脇役の差に衝撃も…あの名優の助言で救われた「そこからが役者なんだよ」
女優の山本陽子(80)が11日放送のBS日テレ「おぎやはぎの愛車遍歴」(土曜後9・00)にゲスト出演し、女優人生の転機となった先輩俳優からのアドバイスを明かした。
21歳で芸能界入りし、数々の舞台、映画、ドラマに出演。主役を演じることが多かったが、50代で出演した1996年のNHKドラマ「月の船」では若手の主演女優を脇で支える役どころだった。
「それまではいつでも自分が芯でやってるから、ライトも座るポジションもすべてここ(自分)に。それが脇に入った時にもう全然違うんですよね。ライトの当たり方も、座ってる位置も。
本当だったこっちから撮ってくれるのに後ろから撮ってる気がして。映る機会も少ないし、ちょっとショックを受けて」と主役と脇役の環境の差に衝撃を受けたという。
そこで共演していた名優・平幹二朗さん(2016年死去)に相談。「座る位置から照明の当たりから全然違うんだけど、どうしたらいい?」と聞くと、
「陽子ちゃんね、そこからが役者なんだよ」という言葉が返ってきたという。「そういうのを経て本当の役者になるんだよ。それを通り越さないと。そこからが勝負だよ」という平さんの助言に、目からうろこが落ちる思いがしたという山本。
「翌日スタジオに入ったら気持ちがスッキリして。この子(主役)のために今やってるんだから。自分が(主役を)やっていた時はみんなそうしてくれていた。今、私は私の芝居をすればいいんだって気が付いて。つかえてたものがスーッと落ちた感じで気持ちよかった」と当時を振り返った。
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