【芸能】安田美沙子さんが語る出産「産後2日目、涙が止まらなかった」 妊娠33週2037gで生まれた次男
救急搬送され切迫早産で入院
<2020年2月、安田さんは妊娠32週のときに早産の一歩手前に当たる「切迫早産」で入院しました。赤ちゃんの多くは37~41週(正期産)で生まれ、22~36週は早産となります>
朝起きたら何分かおきに陣痛のようなおなかの痛みがありました。「これはまずいのでは……?」と思って夫にかかりつけのクリニックに電話してもらいました。
「すぐに来てください」と言われて家族でクリニックに向かいましたが、診察の結果そこでは対応できないということで、夫と長男に見守られながら救急車でNICUのある総合病院に運ばれました。
最初に行ったクリニックは不妊治療で通っていて、産科もありました。長男を産んだところで信頼していましたし、次男もここで産むと決めていたので、突然のことに頭がついていきませんでした。
総合病院では、切迫早産のため1カ月入院が必要と診察されました。でも、5日目に破水して陣痛がきました。陣痛は痛くてつらすぎましたね。逆子だったので、緊急帝王切開になりました。
手術前、病室でひとり待機する時間があったのですが、「赤ちゃんは大丈夫なのか」と考えてしまって、とても孤独でした。予定日より早く産むことになって、何が起きているか分からないし、でも何もできません。放心状態です。
夫も駆けつけてくれましたが、手術室に入る直前だったので「大丈夫?」「大丈夫じゃない」しか言葉を交わせませんでした(笑)。
中略
2歳になった次男はいま、幼稚園入園を控えプレスクールに通っています。
いまも細くて小さいですし、言葉が出るのが遅いと感じています。しゃべってはいても語彙(ごい)が少なかったり、赤ちゃん言葉だったり、発達がゆっくりなんだと思います。
でも、5歳の長男が使う言葉は言えるんです。お兄ちゃんが大好きで全部まねをします。お兄ちゃんが好きなことを自分も好きになって、学んでいるんでしょうね。
成長発達は、39週(正期産)で生まれ、体重も3200g以上あった長男と比べてしまうこともあります。
長男はしゃべり出すのも早かった。次男は友達とうまくやっていけるかどうかも不安です。
ママ友や子どものいる知り合いに、「次男は全然しゃべらなくて、幼稚園でやっていけるか心配なんだよね」と、しょっちゅう相談してしまいます。でもみんな「うちの子も遅かったよ」とか「個人差があるから大丈夫だよ」と励ましてくれるんです。
確かに、2語文(二つの単語からなる文)を話せるようになったり、自分で靴を履けるようになったり、ゆっくりだけど少しずつできることは増えていて、夫婦で「うれしいね」と話しています。
お兄ちゃんと追いかけっこをしたり、おもちゃの取り合いをしたりしているのもすごい成長だなと感じます。生まれたときの大きさの差を考えたら、兄弟で一緒に遊べるようになるなんて思っていませんでした。最近は一緒にパン作りもしていますし、今後の関係性が楽しみです。
次男は次男なりに少しずつ成長しているので、周りと比べず、次男のできることに目を向けていきたいと思っています。のびのび育ってくれるといいな。
https://news.yahoo.co.jp/articles/09683b5e4a17fa937af6f0cb9a03fd772666c0af?page=1