なぜ女性はおしゃべりで感情的なのか!?人工知能研究で判明~「おしゃべり」で子どもを守ってきた

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なぜ女性はおしゃべりで感情的なのか!?人工知能研究で判明~「おしゃべり」で子どもを守ってきた

脳にはとっさに優先して使う神経回路があり、その優先回路は人によって異なります。例えば何か問題が起こったとき、「ことのいきさつ」から根本原因に触れるタイプか、「今できること」に集中するタイプか。この違いがあることを知らなければ、互いを誤解し、人間関係のストレスに繋がります。人工知能研究者・黒川伊保子氏の著書『職場のトリセツ』(時事通信社)より、「この世の『問題解決』には2種類ある」を見ていきましょう。

「ことのいきさつ」派への“悲しい誤解”

この世には、とっさに、「ことのいきさつ(プロセス)を反芻して、根本原因に触れようとする脳」がある。

あえて、「探る」ではなく「触れる」を使った理由は、本人の感覚はまさにそれだからだ。意図的に「ああかな、こうかな」と探っているのではなく、感情の赴くままに記憶を手繰(たぐ)っていくうちに触れるのである。そして事実それが、たいていは問題の核心なのだ。意図すなわち大脳の思考処理では見つけられない、直感の領域にある真理である。

感情の赴くままに、記憶を手繰る。

つまり、この脳の持ち主は、感情が揺れるのに任せて、ことのいきさつをつらつらとしゃべるわけ。「あの人にこう言ったらこう言われて、こんなことがあって、あんなことがあって、やっぱりひどすぎる」というように。脳の中で、記憶を再体験し、そこに潜むヒントに触れようとしているのだ。

で、いきなり、「そういえば、あの一言で、あの人の態度が変わったけど…あれが、原因? そんなところにコンプレックスがあったのね。だとしたら、私も無神経だったわ」のように、一気に問題の核心に触れるのである。

当然、極上の「脳の問題解決機能」なのだが、会話だけを聞いていると、問題解決に向かっているようには見えない。これが、悲しい誤解を生む。

「今できることに集中する脳」からすれば、問題解決しようとする意志が見えない(問題を混ぜくり返しているだけ)、感情的すぎる、愚かだと感じてしまう。

一方で、「ことのいきさつ」派は、仕事の流れをつかむのも、他者の気持ちをくむのもうまいので、「勘が働く」「呑み込みが早い」「仕事に抜けがない」「人当たりがいい」「想像力が豊か」など、日ごろはプラスの評価も多く受けている。

このため、「あの子はとても優秀なんだけど、問題が起こったときに感情的になって、こっちの話をわかろうともしない」という総体評価になりやすい。

ほら、そう言われている女性社員が周りにもいるのでは? 職業人の年齢層だと、「ことのいきさつ」派は女性に圧倒的に多く、「今できること」派は男性に圧倒的に多いので、どうしても、デキる女性職業人の評価が、おおむねそうなってしまうのである。

「感情的になって、こっちの話をわかろうともしない」という点だけ、誤解である。共感して、ねぎらいながら話を聞いてやれば、「核心を突く答え」を出して、ホームランを打てるのに。たとえ答えが見つからなくても、「感情の揺れと記憶の再生」を一回りすれば、「今できること」に集中するモードに切り替わるのに。

しかしながら、同じ局面で、いきなり「今できること」に集中したほうは、それを待てない。さて、どっちが悪いのだろうか。

もちろん、どちらも悪くない。

「今できること」派にとって「ことのいきさつ」派は、自分の言動にブレーキをかける厄介な存在。「ことのいきさつ」派を、黙らせようとするのは、自分の脳を最大限に有効に使うための当然の選択である。

どちらも悪くない。しかし、何も知らずに、自分の脳の赴くままに振る舞えば、確実に2者間にストレスが生じてしまうのである。だから、今のままでいいというわけじゃない。

まずは、この世の問題解決には、「ことのいきさつ」と「今できること」の2方向があって、それに伴う対話方式が違うと知ること。新しいコミュニケーションの夜明けは、そこから始まる。

“脳の選択”は「生殖と生存」のためになされる

先ほど、職業人の年齢層だと、「ことのいきさつ」派は女性に圧倒的に多く、「今できること」派は男性に圧倒的に多いと述べた。実は、12歳までの男女と、50代半ば以降の男女では、こんなにはっきりとは分かれない。定年夫婦には、「ことのいきさつ」を語りたがる夫に「今できること」でバシッと返す妻という組み合わせも少なくない。

年齢で傾向が出る理由は、この脳の選択が「生殖と生存」のためになされるからだ。生殖が可能な年代の男女ほど、性差は強く出る。子育て中の夫婦は、その最たるペアである。

男性脳は「狩人の末裔(まつえい)」

男性の脳は、何万年も、狩りや縄張り争いをしながら進化してきた。荒野に出て危険な目に遭いながら、仲間と命を守り合い、確実に成果を挙げて帰ってこられる男性だけが、子孫の数を増やしてこられたのである。当然、ことが起これば、「今できること」に反射的に集中する脳が、数多く生き残ってきたのに違いない。

また、男性全般に、敵味方や勝ち負けがはっきりすることを好み、ゴール(成果)を目指すことに本能的な快感を覚える傾向が強いはずである。そういう個体が、狩りや縄張り争いの現場で、生き残りやすいからだ。

さらに、危険察知能力も高くなければ、生き残れない。ということは、「想定外」「不測の事態」に対する脳の反応が強く、かなりストレスが高いはず。というわけで、男性脳は「定番」や「規則」を愛し、ルールや序列を順守する仲間を信頼する。直感が働き、臨機応変に動ける人間を、「会社に必要だ」と言いながら、好ましく思うことはできない。

勘と臨機応変が売りの女性脳からしたら、言いたいことが山ほどあるだろうけれど、組織を動かすためには、この感性が不可欠なのである。

それを知ってから私は、頭の固い男性管理職を、本当に愛しいと思うようになった。大きな屋根をこうして誰かが支えてくれるから、その下で、私は自由に走り回れるのだ、と。

行きつけの床屋や飲み屋に何十年も通い、実態に合わない規則もかたくなに順守し、成果にこだわるおじさまたちの正体は、「狩りと縄張り争いに勝ち抜いてきた精鋭男子の末裔」であることの証明なのである。

男性たちのこういう脳の傾向は、脳そのものにも内在されているし、男性ホルモンアシストも受けている。

男性ホルモンテストステロンが、闘争心や縄張り意識、独占欲を掻き立てるのである。「根拠のない、明るい自信」を生み出し、冒険心も創り出す。

男女の脳は同じ、と言う人がいるけれど、同じであるはずがない。狩りと子育てでは、「とっさに使う神経回路」が、同じでいいわけがないもの。

女性脳は「おしゃべり」で子どもを守ってきた

女性脳は、何万年も、女同士のコミュニティの中で、子育てをしながら進化してきた。

ここでは、共感力が高い女性こそが生き残れる。心を寄せ合って、おっぱいを融通し合ったり、子どもの変化に気づき、臨機応変に動けたりする女性が。

子育ての現場では、「とりとめのないおしゃべり」が何より重要なのだ。

女性は、自分に起こった出来事を仲間に話さずにはいられない。「子どもが危険な目に遭って、それを回避した経験」なんて、黙ってはいられない。なぜならば、脳が、その記憶を再体験したがっているから。二度と同じ状況に自分と子どもが陥ることがないよう、脳を書き換えるために。

その体験を聞かされた側は、自分が危険な目に遭ったわけでもないのに、同じ知見が身に付く。

こうして、語ったほうも、聞いたほうも、子育て力が進化していくのである。

つまり、感情の揺れで記憶を再現しながら、とりとめもないおしゃべりができる女性こそが、子孫の数を増やしてこられたのである。当然、そういう女性の数が圧倒的に多いはずだ。

直感が働き、仕事の流れをつかむのがうまく、臨機応変で、ときに、感情の揺れに任せて「ことのいきさつ」をしゃべりだし、根本原因にたどり着く。これこそが、デキる女性脳の資質である。

しかしながら、男性脳型組織の中では、直感が「論理的でない」に、臨機応変さが「信頼できない」に、おしゃべりが「愚か」に、根本原因を追究する態度が「強情」に見えてしまう。

男性には、こういう女性の資質を理解しておいてほしいが、女性の側も、自分の「美しい素質」が、誤解されやすいことを知っておいたほうがいいと思う。

黒川 伊保子

株式会社感性リサーチ 代表取締役社長

人工知能研究者

1959年長野県生まれ。奈良女子大学理学部物理学科卒業。富士通ソーシアルサイエンスラボラトリ(現富士通)で14年間にわたり人工知能(AI)開発に従事。その後、コンサルタント会社などを経て、株式会社感性リサーチを創業。独自の語感分析法を開発し、これを応用したネーミングで新境地を開いた。

AIと人間との対話を研究する過程で、男女の脳では「とっさに使う神経回路」の初期設定が異なることを究明。これらの知見を活かした著作も多く、ベストセラー『妻のトリセツ』(講談社)をはじめとするトリセツシリーズが人気を博している。ほかに『成熟脳』『共感障害』(いずれも新潮社)、『ヒトは7年で脱皮する』(朝日新聞出版)など。

(※写真はイメージです/PIXTA)

(出典 news.nicovideo.jp)

<このニュースへのネットの反応>

つまりまんさんは頭が悪いからこれ以上しゃべるんじゃねぇよ

わたしたちはバカにされた

感情的に批判する方々によっては「見える」でなくなっていくのね。

男性には、こういう女性の資質を理解しておいてほしいが↑両性ともに互いの資質への理解を~とかでいいじゃん、何で女性限定なんだよ

女性脳は臨機応変に根本原因にたどり着くことができて優秀だという事だけど、じゃあなんで知的な分野を含むありとあらゆる分野で悉く男が女を圧倒する結果を出しているのか、知ってる方がいたら教えて欲しいです。

理論的に根本原因にたどり着く思考をしている女性ってあんまり知らないんだけど、今の感情に任せてムカついた部分だけ好き放題話す姿なら知っているけど。

女性が女性を擁護しつつ「どっちもどっち」論にもっていこうとしてるの、控えめにいて卑しすぎる

正直この記事じたいに「女はおしゃべりだなあ。何が言いたいのか短くまとめてハッキリ言えよ」って感想をもちました。

これは、結局結論も持ってないし問題解決能力もないから、原因をグルグル掘り起こしてるだけで、それを口に出すっていう性質が悪いパターンですね。一言で言うと関わりたくない

本当に論理的にいきさつを辿ってるなら論理的ではないという結論にはならない支離滅裂だから感情的に見えるんだよ

>かいりゅーさん 原因に辿り着けてもそこからが根本的に向いてないとかじゃない? 書いてる事を鵜吞みにするなら、感情の揺れで取り留めないほうにばかり脳が働くということは迷走しがちだし、危機感が薄い上成果を目指すことに意欲が薄いから他の競争に負ける…ってことかと。

なぜ女性は「おしゃべり」で「感情的」に見えるのか こんな記事書いてるからだよ まともな女性に謝罪しろ

女性かどうか関係なく、仕事できる人は無駄な話なんて*ぇよ。 仕事できねぇやつは言い訳ばっかグダグダいって、周りのせいにするんだよ。 記事にいうような関係ねぇようなことベラベラ喋って、天才探偵みてぇにいきなり核心つくやつとか見たことない。

「ことのいきさつ」派とやらが嫌われるのは感情的になるからじゃなく、自分の家に火がついてるのに消防車呼ばないで原因追及するような、TPOわきまえず自身の感情の納得を優先させたがるからじゃない? 女性でもちゃんと切り分けられる人はいるし、そういう人はきちんと評価を受けてるよ。

女性は話が長いはあってたんや

記事ではさも「仕事等でも女性脳は臨機応変に根本原因にたどり着くことができる」かの様にの語ってますが、女性脳の直感や臨機応変さが発揮できるのって「人と人との間のトラブルの様な“感情”が介入する場合限定」なんですよね…。だから「社内政治の仲介役」とかはかなり有能にこなせる一方、「自身でやる社内政治」とかではイマイチになりがちなんですよ…。

ある程度科学的根拠も有る正しい事(男性は狩人脳、女性はおしゃべり脳)を語りながら、途中で論理をすり替えてとにかく男性下げの女性上げに走り、男性のみに理解を求めるようでは、「酷い印象操作及び捏造記事」と言わざるを得ませんね…。まともに仕事と向き合っている女性にとっても害悪でしか無いです。

誰だって「今何ができる」脳と「ことのいきさつ」脳が混じってるグラデーションなのに、何故わざわざ男女で分けたのか。理解を深めようとしてるようで、実際は逆に作用する。

世界的に見て異常とも言えるほどに女の幸福度が男の幸福度を大きく上回っている日本で、さらに男に一方的に負担を強いようとするのは、男女両方にとって良くないことなんじゃないでしょうか。

時間制約の概念がないから、おおよそ全てのサラリーマンには向いてないな。

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