【芸能】年間2億円 加藤浩次のギャラ高すぎた?日テレ「スッキリ」3月末で終了 朝の3時間半まるごと大改革
日本テレビの平日朝の情報番組「スッキリ」(月~金曜前8・00)が来年3月末で終了することが10日、分かった。2006年のスタートから17年で歴史に幕を下ろす。長く同局の朝を支えてきたが、近年は視聴率が低下していた。開始時から司会を務める「極楽とんぼ」の加藤浩次(53)が、11日の放送で終了について語る。また、スッキリの後に放送されている情報番組「バゲット」(月~木曜前10・25)も同時に終了する。
日テレ関係者は「スッキリは来春の改編で終了することが決まった。関係各所への報告など、終了に向けた作業を行っている」と明かした。バゲットと併せての終了となり「平日朝の番組全体を見直すということだ」と説明。午前8時から計3時間半の枠の大改革に着手する。
スッキリの終了理由を番組関係者は「総合的な判断」と語る。要因の一つが、長寿番組にした功労者である加藤の「高額な出演料。1回のギャラが100万円前後」(同局関係者)。単純計算で年間で2億円を超える。「今のご時世では高すぎて、視聴率による評価とギャラが見合わなくなってきた」というのが本音だ。
平日午前8時台は各局の情報番組がひしめく時間帯。スッキリは13年に初めて同時間帯の平均世帯視聴率で年間トップに立ち、その後も8~9%をキープしてきた。だが、現在は5%台まで低下。テレビ朝日「羽鳥慎一モーニングショー」に1位の座を奪われただけでなく、フジテレビ「めざまし8」の猛追を受け2位も危ういのが現実だ。
広告代理店関係者は「視聴率が下がれば広告収入は減る。一方で、出演者のギャラは上がることはあっても、下がることはない。そのバランスが取れなくなってきたようだ」と明かした。
不祥事も打撃となっていた。昨年3月、芸人のアイヌ民族への差別発言を放送し、関連団体から猛抗議を受けた。放送倫理・番組向上機構(BPO)も「放送倫理違反があった」と判断。局全体で再発防止に取り組む必要に迫られ、同局関係者は「局内のコンプライアンス審議会でも大問題となり、打ち切りを求める意見もあった」という。
昨夏の東京五輪でも卓球女子の伊藤美誠選手が、試合中にテレビカメラのライトのまぶしさを指摘。これもスッキリのクルーだった。番組のイメージダウンとなることが相次いだことで、局内から「番組を終了してスッキリしたほうがいい」との声も上がっていた。
来年4月スタートの新番組について、関係者は「番組内容を含めて検討段階」と話している。司会の候補には藤井貴彦アナウンサー(50、写真)らの名前が浮上している。
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