【芸能】石川翔鈴、初写真集は「私がギュッと詰まった”生き写し””取扱説明書”のようなもの」
俳優、モデル、インフルエンサーとして活躍中の石川翔鈴が、11月6日に1st写真集「KAREN」(玄光社)の発売記念イベントを都内で開催。イベントに先駆けて囲み取材が行われた。
■こだわったポイントは「ありのままの自分」
初の写真集の撮影が行われたのは地元・北海道。「13歳の時に北海道から出てきたんですけど、その時はお仕事も何も決まってなくて、右も左も分からない状態でした。でも、『いつか芸能界で成功したい』『いつか自信をもって、胸を張って北海道に帰りたい』という気持ちがその頃からあって、写真集がきっかけで自信をもって笑顔で北海道に帰れました。なので、この写真集は今の私、そして今までの私がギュッと詰まっている“生き写し”“取扱説明書”のように感じていますし、“私そのもの”だなと思っています」と、地元への思いが詰まった集大成的な作品だと語った。
撮影においてこだわったポイントは“ありのままの自分”。「普段のお仕事ではお洋服やメークを良く見せる撮影が多くて、そのためのポーズや表情を研究してきました。でも、今回は“ありのままの自分”を表現したいと思って、自然体ということにこだわりました」と説明。
■お気に入りのカットの“涙”にはいろんな感情が
お気に入りのカットに涙を流しているカットを選んだのも、そのこだわりと通じている部分があるという。「私は良くも悪くも感情が表に出やすいタイプなんです。笑いたい時は思い切り笑って、泣きたい時は思い切り泣く。そんな喜怒哀楽が自分らしく表現できたかなと思っています。このお気に入りのカットは『撮影終了です』って言われたのをきっかけに涙が出てきたところです。撮影が終わった安心感、チームの皆さんと絆を深めたので『これが終わったら集まることはないのかな』っていう寂しさ、上京した時から自分なりのプレッシャーを背負ってきたので『やっと胸張って北海道に帰れた』という気持ち…。いろんな感情が集まった涙でした」と、そのカットの表情に込められた気持ちを明かした。
もう一つ、お気に入りカットを挙げた石川。「これは旭川動物園のペンギンちゃんと一緒に写っているカットです。お仕事の時、『しっかりしてる』と思われたくて、“良い子ちゃん”ぶっちゃうんです(笑)。でも、“ありのままの自分”を出したいと思っていたので、19歳と言っても大人の仲間入りするちょっと手前みたいなところもあるので、ペンギンちゃんと同じ方向を向いて撮ってもらいました。子どもっぽいというか、めちゃめちゃ私らしいなって思います(笑)」と、選んだ理由を話した。
■挑戦によって、コンプレックスさえも愛せるように
写真集では、ランジェリーの撮影にも挑戦。「“ありのままの自分”だけじゃなく、今まで見せたことのない一面を見せることも写真集を出す意味につながると思いました。自分の体形や見た目に対するコンプレックスがあったんですけど、初めてランジェリーの撮影をさせていただきました。カメラマンさんに撮っていただいたら、いつも見てる自分じゃなくて、すごくきれいだったので自信がつきましたし、コンプレックスさえも愛してあげられるようになりました。挑戦することは怖くないというか、乗り越えた先には自分の活動の幅を広げてくれて、心も楽になった気がしたんです」と一歩前進することができたと語った。
10代最後の年に念願の写真集を発売。「他に10代のうちにやっておきたいことは?」と聞かれた石川は「二つあって、一つは20歳になった瞬間にコンビニでお酒を買いたいと思っていて、その時に写真付きの身分証明書を見せたいんです。なので、2023年3月の誕生日までに運転免許証を取りたいです。今月から教習所に通う予定なので間に合わせます。もう一つは、高校のラスト2年間、ほとんど学校に行けなくて、友達と制服を着て写真を撮ることがあまりできませんでした。なので、コスプレの制服じゃなくて、本当の高校の制服を着て、JKに戻った気分で友達と遊びに行ったりしたいです」と答えた。
最後は「写真集を出せたのは、普段から応援してくださる皆さん、支えてくれた家族がいてくれたからです。皆さんに“ありがとう”の気持ちをたくさん伝えられたらいいなと思いながら撮影に臨みました。受け取ってくださった皆さんの頑張る理由になったり、励みになるような1冊になっていると思いますので、皆さんの喜怒哀楽にお供させてください! この写真集も私もたくさんたくさん愛してくださるとうれしいです!」というメッセージで締めくくった。
◆取材・文=田中隆信
<このニュースへのネットの反応>