マクドナルドの紙ストロー不満多し!草ストローが普及しない理由・・・

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マクドナルドの紙ストロー不満多し!草ストローが普及しない理由・・・

 日本マクドナルド10月7日から順次、プラスチックストローから「紙ストロー」に切り替えたことをきっかけに、SNS上では紙ストローに対して不満の声が広がっています。

【画像】実際の「草ストロー」を見る

 近年、地球環境に配慮する取り組みとして、モスバーガースターバックス コーヒー ジャパンなど各社がプラスチックストローの利用削減の動きを進めています(※)。SNS上ではこれらの取り組みを評価する声もありますが、「紙の味がする」「唇にはりつく」などネガティブな声も多く見られます。

マクドナルドの試算によると、同社では紙ストローの導入で年間約900トンのプラスチックが削減できるとのこと

紙ストローの代わりになり得る「草ストロー

 地球環境に配慮した取り組みは進めるべきではあるものの、紙ストローを歓迎する声ばかりではない。ねとらぼ編集部ではこのような状況を受け、同じくエコで紙ストローの代わりになり得る「草ストロー」に着目してみることにしました。

 草ストローは、ベトナムホーチミン市サイゴン)の郊外で長年栽培されてきた、カヤツリグサ科の「レピロニア」と呼ばれる植物の茎を原材料にしたもの。見た目はナチュラルで、なめらかな肌触りとのこと。現在、すでに全国250店舗以上の飲食店で導入されています(2022年3月時点)。

 草ストローにはどのようなメリットデメリットがあり、なぜ紙ストローのように大手飲食チェーン店が導入に踏み切っていないのか――。販売元HAYAMIの代表で、東京農業大学の学生でもある大久保夏斗さんに取材しました。

●「紙ストローより良い」という声も

 ねとらぼ編集部の取材に対し、大久保さんは草ストローには「ふやけない」「口触りが良い」などのメリットがあるとアピールしました。プレスリリースによると、実際に使用した飲食店からも「初めて見たことの驚き。紙ストローと比較され、長時間持つのでうれしいと好評」など、紙ストローと比べて良いという声もあるそうです。

 さらに、草ストローには製造時のCO2二酸化炭素)排出量が少ないほか、無添加・無農薬・保存料不使用の完全自然由来の製品のため、使用後は草木と同じように分解されて自然に還せるというメリットもあります。ホーチミン郊外の農村で製造しており、雇用が減少する現地の農村や印刷会社、若者の雇用創出にもつながっているとのこと。

 飲食店にも好評で、環境面など社会的な観点からも素晴らしい製品に思える草ストロー。一方で、デメリットを聞くと、大久保さんは乾燥した状態だと割れやすく、高温多湿を避けて保存する必要がある、と話しました。

 また、SNS上では草ストローについてアレルギーを心配する声も見られました。大久保さんはこの点について、現時点では主要なアレルギー物質は含まれてないことを確認しており、3年間販売していて報告は受けていないとしつつも、「ステンレスストローの金属アレルギーなどと同様、植物の茎なのでアレルギー反応が出る方もいらっしゃるかと思います」と語っています。

●大手での導入は「価格面で難しい」

 とはいうものの、このようなメリットデメリットがあるのは紙ストローも同じだと考えられます。なぜ、大手飲食チェーン店は草ストローの導入には踏み切らないのか。

 大久保さんはその背景について、「価格面で難しいところがあります。格安で仕入れたい大手ではなく、製品の製造プロセスや付加価値を理解して使っていただけるお店に販売しております」と明かしました。

 オンラインショップではさまざまな形態で販売されていますが、例えば20cmの草ストロー1000セットは6800円(送料は別)で、1本あたり6.8円です。プラスティックストローは1本あたり0.82円、紙ストローは1本あたり3.03円(※)とされていることから、草ストロー紙ストローと比べて2倍以上のコストがかかります。

ワークアップ紙ストローの普及のために」

 公式サイトでは、草ストローホーチミン郊外での雇用創出に役立っていることを踏まえ、「極端に値段を下げず、適正な値段で購入/販売しているフェアトレード製品」と説明されています。

 現状、大手での導入は難しいものの、全国250以上の店舗で導入されていることから、価格設定も含めて取り組みに賛同する飲食店関係者が多くいることが伺える草ストロー。最後に大久保さんに今後の展望を聞くと、「草ストロー使用後の循環サイクル構築を取り組んでいきたいです」と語りました。

 すでに福岡県に本社を置く農業機械メーカーのオーレックでは、カフェ「OREC green lab 福岡」で使用した草ストローを消毒して、福岡市動物園ペンギンの巣材として活用する取り組みが始まっています。

●取材後記

 今回の取材では、地球環境に配慮した取り組みは進めるべきではあるものの、紙ストローと同じように草ストローにもメリットのみならず、デメリットがあることが分かりました。特に、草ストローは価格面から大手での導入は難しいため、マクドナルドなどの大手企業がプラスティックストローの代わりに、まずは安価な紙ストローを導入するのは妥当な判断なように思えます。

 一方で、地球環境に配慮したストローにはほかにも、「竹ストロー」「藁(わら)ストロー」「米ストロー」「パスタストロー」「金属ストロー」といった選択肢が存在します。地球環境に配慮しつつ、より消費者に歓迎されるストローは登場するのか。今後の企業による開発や取り組みに注目です。

マクドナルドが導入した紙ストロー(画像はプレスリリースより)

(出典 news.nicovideo.jp)

<このニュースへのネットの反応>

仕分けできない外国人に合わせて変なギミックに走る意味とは?

バカの仕事やってますアピールに付き合わされるのはたまらんわな

ストロー(藁)

紙ストローでシェイク飲むとストローの内側にシェイクがくっ付いてて溶けるまで出てこなくてものすごく損した気分になる。

不評なのは先の事考えてない人だけかな

プラストローと比べたら6倍以上コストかかっててこの時点で大手が導入するのはきつい、世界的に導入すると決まってもどこでも工場建ててさあ作ろうってわけにもいかないしまだまだ現実的じゃないな

ストロー本来の意味の藁(わら)を使えばいいじゃん(アレルギーガー)

プラ作るよりコストを多く使うがそのコストをプラを回収や撤去に使ったほうが世界のためになるのでは?

いや、ストローの材質とかじゃなく、コップから直接飲めよ。それが出来ない人はバリアフリー器具としてプラスチックストローでも何でも使えばええやん。

英米では既に紙ストローは撤廃してるというのに日本と来たら

そのうち不満をいう余裕すらなくなる チーズバーガー300円からっていう世の中がくるからな

責任はコイズミの無能七光りボンボンの思いつきなんだよなぁ…親の権力が大きいせいで撤廃も出来ないのが質悪すぎる。親子揃って日本に不利益をばら撒くとは

マクドナルドもシェイクには引き続きプラストローを使ってますからね>紙ストローでシェイク飲むとものすごく損した気分になる。

そもそも基本スタンスとしてストロー自体を撤廃したらいいのに。直接飲めばいいやん。もしかして不器用さんばっかりなんですかね。

いいやんやないねん ストローの方が飲みやすいねん 飲みやすくするための道具に不快感付けたら意味ないやろって話をしとるんじゃ黙っとれ

紙ストローの個別包装がプラ製というクソ矛盾

ストローより容器の形を工夫すればいいのに。ストローなしでも飲めるように

年間約900トン・・・たかがストローと*に出来ないんだな

自分たちで試さずに、客で試すのやめて。使った後の紙ストローって、再利用できるの?

プラでええやん

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